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EMSの副作用とは?筋トレ効果以上に予想外のリスクがある?

EMSの副作用とは

最近流行りの筋トレグッズ”EMS”

 

電気信号によって筋肉を強制的に収縮させて鍛えるというグッズで、かなり売れているみたいですね。

 

実際に使って見るにあたって、注意点などはあるのでしょうか?
実のところ、EMSには予想外のリスクがあるようです。

 

今回はEMSの副作用について、そして副作用の対策がされたオススメのEMSマシンをご紹介します!

 

 

SLIMPAD(スリムパッド)

大注目のEMS「スリムパット」

 

消費者庁によるEMSの副作用調査

EMSといえば、クリスティアーノ・ロナウドのCMでおなじみの「シックスパッド」
杉村太蔵がCMしている「スレンダートーン」、この2つが最近のブームの火付け役のようですが、EMSによるトレーニング自体の歴史は案外古く、10年以上前から類似の商品が発売されています。

 

その当時のEMS機器に副作用はなかったのか?

 

実は、平成14年に消費者庁国民生活センターがEMSの副作用についての調査を行っています。

 

電気刺激による筋肉増強をうたった商品の安全性

−EMSベルトの筋肉や皮膚への影響を調べる−
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20020924.pdf

 

この調査結果を参考に、EMSの効果と副作用についてまとめてみます。

 

EMSの懸念される副作用リスク

EMSの副作用とは

やけど、発疹、水ぶくれなどの皮膚障害

当時消費者庁に寄せられたクレームで最も多かったのが、やけどや水ぶくれなどの皮膚障害だったようです。

危害の内容は、「複数箇所に5mm の水ぶくれ」「11 箇所に発赤」「小豆大のやけど」「5 円玉くらいの赤い炎症」「赤い斑点」「丸い跡」「数箇所の電極の箇所がかぶれた」、などのやけど等の皮膚障害が多く、40 件(83.3%)を占める。
これらの他に、すり傷、下痢、むち打ちなどの症状を訴える人もいた。

 

この皮膚障害の原因はすぐにわかったようで、「機器のゆがみや肌表面の凹凸などにより接触面が減少し、狭い範囲の皮膚に電流が集中すること」だそうです。

 

使用の際にパッドが動いたり、身体に巻いて使用するため接触面積が減少することがあったので接触面積を小さくしてテストを行ったところ、面積あたりに流れる電流が増加し、感覚的にも非常に強い痛みが感じられ皮膚に発赤が生じる場合があった。
このことから、パッドと皮膚との接触が十分でない場合には、やけど等の皮膚障害をおこすおそれがある。

 

つまり、お腹や二の腕にEMSを貼り付けて、EMSの表面がしっかりと肌に密着している分には問題ないですが、その状態で動き回る、座る、腕を曲げるなどすることにより、EMSと肌が接触しない面が増えることで、接触している狭い面積に電流が集中することによって、火傷などが起こる可能性があると言うことです。

 

現在のEMS機器は、この反省を元に姿勢が変わっても肌に密着し続けるような改良をこらしていますが、価格の安いEMS機器などではこの問題が放置されています。
EMS機器を購入する際は、この「肌に密着し続ける工夫」がされているかどうかを先ずチェックしましょう。

 

筋繊維への過度な刺激による激しい筋肉痛

筋肉は、脳からの電気信号によって収縮する器官であり、EMSはこの電気信号を外部から与えることによって筋肉を収縮させます。
筋肉が強く収縮することで筋繊維が引きちぎられて損傷し、その損傷が修復、補強されることで筋肉は太くなっていきます。

 

EMSによって「筋繊維が損傷しすぎる事でひどい筋肉痛になる」という副作用も報告されているようです。

 

モニター16 名(1 銘柄につき4 名)が1 日(4 時間の間隔をあけて2 回)EMS ベルトを使用したところ、使用した当日から約1 週間の期間に「階段の昇降がつらい」「足がつるので走れない」等と9 名が筋肉痛の症状を訴え、7 名にCPK 値の上昇が、内3 名にはWBC 値等の上昇が見られた。

 

個人的に、これは非常に驚きでした。
なぜなら、私は勝手な先入観で「こんな機械で筋肉を鍛えられるはずかない」と思っていたからです。

 

ですから、クレームも「高い金を出したのに全然筋肉が鍛えられる効果がない」というものばかりだと思っていました。
しかし、実際にはそうしたクレームはほとんどなく、むしろ「筋肉を鍛える効果が予想以上すぎた」事によるクレームが発生しているのです。

 

共同研究者である大西医師の行ったデータによると、上腕三頭筋に自分自身が発揮しうる最大に近い負荷で筋力トレーニングを行った男性6 名と、EMS 機器を耐えられる最大の強度で使用した男性6 名について血液検査及びMRI による画像診断を行い比較した結果、筋肉への影響はEMS 機器を使用した場合により強く見られる傾向にあった。これは、EMS による電気刺激は自分で運動を行うよりも筋肉への負荷が大きいことを示している。

 

筋トレを趣味とするトレーニーの一人として、この報告は衝撃です。

 

自分が発揮しうる最大筋力でのトレーニングを行った場合より、EMSを使用した場合の方が筋肉への影響が大きかったとの事です。

 

普段から運動に慣れていない人にそんな刺激を与えたら、生活に支障が出るほどのひどい筋肉痛になるに決まっています。
このため、国民生活センターでも個人の体質に応じて使用時間や強度を調整するように呼びかけています。

 

今回テストしたEMS ベルトは、取扱説明書等で10 分間の使用を1 日に1〜3 回行うことができるとしているが、電気刺激により筋肉が受ける負荷は思いのほか大きい。
筋肉への影響には個人差があるので、使用に際しては注意が必要である。

 

現在のEMS機器でも、最大使用時間などの注意喚起が行われていますが、使用する際は無理をせずに控えめに行うようにしましょう。

 

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EMS,副作用

 

 

 


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