【PRポリシー】本サイトには一部アフィリエイトプログラムを利用した広告が掲載されています

ロコモティブシンドロームを予防せよ!5人中4人は予備軍!?

筋トレ

「ロコモティブシンドローム」という言葉が注目されています。

 

言葉自体は知っていても、その内容は詳しくないという方も多いですよね。
日本人の平均寿命は世界一と言われていますが、実は平均寿命と健康寿命の乖離が問題化しています。

 

健康寿命とは「日常的に介護が必要なく、自立した生活が送れる寿命」のこと。

 

現在、日本人の健康寿命は、平均寿命より男性で9年、女性で12年も差があります。

 

つまり「日常的に介護が必要で、自立した生活を送れない」期間が9年〜12年もあるのです!!
これは自分の問題だけではなく、介護負担、保険料負担となって社会を圧迫します。

 

そして、現在の日本で要介護になる原因の1位となっているのが、ロコモティブシンドロームなのです。
今回は、そんなロコモティブシンドロームについてご紹介します!

 

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは

自由に立ったり歩いたり、自立した生活の基盤となるのは、運動器。

 

運動器とは、主に移動に関わる器官であり、筋肉、骨、関節、軟骨などが含まれます。
この運動器の衰えにより、移動する能力が低下した状態を「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」と言います。

 

運動器の障害は要介護、要支援に直結するため、厚生労働省の調査によると、『要介護になる原因』の第一位はロコモティブシンドロームとなっています。

 

筋トレ
厚生労働省『平成23年国民生活基礎調査』

 

全体の23%、約4人に1人はロコモで健康寿命を短くしているのです。
ロコモや健康寿命は、高齢者だけの問題と思われがちですが、他人事ではありません。

 

厚生労働省によれば、40歳以上の男女の5人中4人はロコモか、もくしくはその予備軍だと考えられているのです。

 

ロコモは目に見えにくい

「ロコモ」と似た言葉に「メタボ(メタボリックシンドローム)」があります。

 

内臓脂肪の蓄積による肥満のことで、生活習慣病のリスクが非常に高くなる状態ですが、メタボは見た目の変化や血圧の値などで”目に見えやすい”症状でもあります。

 

目に見えてすぐに危機感が伝わるため、自覚も早く対策もうちやすいのに対し、ロコモは数値化できないため、運動器の衰えに気づきにくいという危険性があります。

 

日本整形外科学会によるお、片足立ちで靴下が履けない、階段の昇り降りに手すりが必要、2kg程度の買い物をして持ち帰れない、15分以上続けて歩くのがつらい、といった自覚症状があると、ロコモティブシンドロームの入り口であるとされています。

 

ご自身の生活を振り返って、自分の運動能力をチェックしてみて下さい。

 

動ける内に”貯筋”をはじめよう

ロコモティブシンドロームの予防には、普段から運動して筋力を維持するしかありません。

 

ただ、ここで注意したいのは「15分以上歩けない」「手すりがないと階段が怖い」、こんな状態になってから運動しようとしても、もう遅いと言うことです。

 

「運動するための筋力がない」という状態になっては、効果的な運動をするのも難しくなります。
もちろん、それからでも少しづつ積み重ねて回復させていくことは出来ます。

 

しかし、衰えてから回復させるより、衰えないように維持するほうが遥かに簡単なのです。

 

「貯筋」という言葉は、鹿屋体育大学の福永哲夫教授が提唱した言葉です。
まだまだ動ける内に、運動習慣をつけて運動器の衰えを予防し、筋肉をためておこうということ。

 

日本人はまずます長生きになっていきますが、ただ長生きしているたけでは意味がありません。
「健康に長生きする」ということが何より重要なはず。
ロコモティブシンドロームを予防し、健康で快活な老後のためにも、今から”貯筋”を始めましょう!


こちらも読まれています