必須脂肪と貯蔵脂肪とは?女性の体の謎とバスト・ヒップアップ

必須脂肪,貯蔵脂肪

体脂肪を減らしたい!

 

こう考える女性は数多いですが、そもそも体脂肪の役割って何でしょうか?

 

体脂肪と一口に言っても「必須脂肪」「貯蔵脂肪」の2つがあり、それぞれに役割が異なります。

 

また、この脂肪の付き方によっては女性にとって重要なバストアップやヒップアップにも関係してくるんですね。

 

今回は、女性の体脂肪についてご紹介します!

 

なぜ女性は体脂肪が多いのか

標準的な成人男女の体組成を分析すると、最も大きな割合を示す「骨格筋」が男性では体重の45%、女性では36%が平均となり、男性の方が約10%ほど筋肉が多いということになります。

 

また、「骨量」も男性が15%、女性が12%と、男性の方が体重に対する骨の量も多いのです。

 

一方、「体脂肪」では男性の平均が約15%なのに対し、女性は約25%と女性の方が大きな割合を示しています。

必須脂肪と貯蔵脂肪

体脂肪には2つの役割があります。
1つは、中枢神経系や各臓器などに含まれ、その器官が正常に機能するために無くてはならない「必須脂肪」
もう1つは、食事で取った余剰なエネルギーを備蓄しておく「貯蔵脂肪」です。

 

必須脂肪

身体の中にどれくらいの割合で脂肪があるかを示す「体脂肪率」は人それぞれですが、その脂肪の中でも「必須脂肪」の割合というのは、あまり個人差はありません。

 

男性における必須脂肪の割合は約3%
女性の必須脂肪の割合は約12%と言われています。

つまり、女性の必須脂肪は男性の4倍もあるのです。

 

女性の必須脂肪が多いのは、乳房、臀部、大腿部などにあって女性特有の機能を維持するためと考えられています。

 

男性の場合、食料を絶たれた非常に過酷なサバイバル訓練に臨んだ兵士、もしくは世界トップレベルのボディビルダーなどでも、体脂肪率3%を切った人はいないと言われています。
この事実は「必須脂肪」という生体に不可欠な体脂肪の存在を裏付けており、男性の場合は「生きている限り体脂肪率3%は切れない」と考えて良いでしょう。

 

女性の場合は、これが12%ということになります。

 

貯蔵脂肪

体脂肪から必須脂肪を引いた残りは「貯蔵脂肪」ということになります。

 

貯蔵脂肪のポイントは、男女の差がほとんど見られず、標準的な男女における貯蔵脂肪の割合は共に12%となっています。

 

この12%に必須脂肪の男性3%、女性12%を足せば、男女の標準的な体脂肪率である15%と24〜5%になります。

 

このため、女性が男性よりも体脂肪率が高くふくよかに見えても、それは決して肥満ではなく、生体を維持するための必須脂肪の差であると言えます。

女性のバスト・ヒップは脂肪の差ではない?

必須脂肪,貯蔵脂肪

女性らしい身体のシンボルと言えば、ふくよかなバストやヒップが挙げられます。

 

有名なミロのビーナス像などを始め、古代の芸術もこのふくよかなイメージで描かれていますよね。

 

猿のメスの乳房は授乳期にはその大きさを若干増すものの、その時期を除けば大きさに変化は見られません。
これは他の霊長類でも同様です。

 

しかし人間の女性だけは、成長期を迎えると出産していなくてもバストが膨らみ始め、それが発達して維持されます。
なぜ人間の女性だけが常にふくらんだ乳房を持ち続けるのかは、未だに大きな謎となっています。

 

もし乳房の大きさに比例して母乳の量も多いのであれば、この謎にも説明がつくのですが、実際には母乳の量に乳房の大きさは無関係です。

 

女性のバストは脂肪と乳腺から構成されており、バストの大小は脂肪よりも主に乳腺の発達に左右されると言われています。

 

バストの脂肪は前述の「必須脂肪」であり、お腹や背中の脂肪とは異なりほとんどエネルギー源として使われない事がわかっています。
飢餓やダイエットでやせ細って体脂肪が減っても、バストだけはある程度の大きさが維持されるのはこのためです。

 

なお、必須脂肪以上に体脂肪率が過剰な肥満の人の場合、 バストにもある程度の貯蔵脂肪が付きますので、ダイエットでバストが小さくなることはあり得ます。

 

おしりの大きさは姿勢と筋肉の差

一般的に、臀部の皮下脂肪の厚さは男性で2cm、女性で3cmと言われています。

 

この臀部の皮下脂肪の厚みが1cm以下になると、クッション役の脂肪が無いために椅子に長時間座ることができなくなります。
普段は気づきませんが、臀部の皮下脂肪はクッションとして大いに役に立っているのです。

 

必須脂肪,貯蔵脂肪

 

日本人の体型は、南米のブラジル人女性などに比べると扁平でふくらみが乏しいと言われています。

 

この違いは何によるものなのでしょうか?

 

ド迫力のヒップを持つブラジル人と、扁平な日本人の臀部の皮下脂肪の厚みは、実はほとんど差がありません。

 

おしりにつく必須脂肪の割合には人種間の差はあまり無く、平均的な体型であれば日本人もブラジル人も皮下脂肪のおしりの脂肪には差がないのです。

 

つまり、あの突き出たおしりは皮下脂肪によるものではなく、骨盤の角度や筋肉の量の差によるものです。

 

必須脂肪,貯蔵脂肪

バスト・ヒップアップには筋トレが必須!

バストやヒップの大きさの差が脂肪の量では無いとするなら、バストアップ、ヒップアップのために体脂肪を増やす必要はありません。

 

バストアップ、ヒップアップを目指すなら、やるべきことはやはり”筋トレ”なのです。

 

バストの場合、乳腺の発達には遺伝の要素も大きく関係してきますが、筋トレによってバストを支える筋肉を強化する、バストに向かう血流を増やすことには確実に意味があります。

 

ヒップに関しては筋肉で確実に大きくすることが可能です。

 

ヒップを構成する大殿筋は、人体で最も大きい筋肉であり、その分鍛えた時の伸び代も大きいもの。
お尻を鍛える筋トレでは、体幹部の筋肉も一緒に鍛えられるものが多いため、骨盤の角度を保つ筋肉も一緒に鍛えられます。

 

バストアップ、ヒップアップを目指す筋トレで、女性らしいセクシーな身体を手に入れましょう!


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