PC作業でつらい肩こりに ファイナルフラッシュ&ブレストファイヤーストレッチのやり方
IT化が進む現代社会
一日の大半をPCと向き合って仕事をする方も増えています。
それに伴い増加しているのが、つらい肩こりの悩み。
何時間もパソコン画面とにらめっこして作業していることで、肩や首に疲労がたまり、カッチコチに固まってしまう人が増えているのです。
バキバキに固まって痛い肩こり・首コリ
そんな辛い症状を1回1分のストレッチで解消する、「ファイナルフラッシュ&ブレストファイヤー」を試してみてください!
肩・首の疲れは筋肉の疲れ
言うまでもなく、人間の身体は縦横無尽に張り巡らされた筋肉によって動いています。
PC作業やスマホをいじっているとき、動いているのは主に腕の先だけで、肩や首の筋肉を動かしている自覚は無いかも知れません。
しかし、人間の身体の構造上、肩や首の筋肉は常に働いています。
頭部や腕を支えるために。
人間の頭部は、平均して約5kgほどの重量があります。
腕は、体格にもよりますが体重の約6%
体重50kgの人なら、片腕だけで約3kgです。
この重量を、背中の中央に位置する僧帽筋が、常に支えているのです。
僧帽筋が腕や頭を支えてくれなければ、人間は姿勢を維持できません。
同じ姿勢でずっとPCやスマホを見ているときは、僧帽筋が常に緊張し続けている状態。
筋肉が緊張することで血管が圧迫され、新鮮な酸素の供給が滞ると共に、疲労物質が洗い流せなくなります。
蓄積した疲労物質によって、筋肉が凝り固まっていくというわけです。
PC作業やスマホ作業が長時間続くときは、こまめに僧帽筋をほぐしてあげるストレッチを行うと良いでしょう
僧帽筋をほぐすストレッチは「ファイナルフラッシュ&ブレストファイヤー」で覚える
僧帽筋をほぐすストレッチをこまめにすると言っても、仕事が忙しく頻繁に休憩を取れないという方も多いですよね。
ここで紹介するストレッチなら、1回1分で終わるので、わざわざ休憩時間を取らなくても、デスクから立たずに行えます。
「ファイナルフラッシュ&ブレストファイヤー」と命名したのは筆者ですが、これオッサンにしか通じませんね(笑)
とにかくデスクから立たなくても1分で終わる上に非常に効果的なので、ぜひ覚えておいて下さい。
僧帽筋を伸ばす:ファイナルフラッシュ
「ファイナルフラッシュ」とは、人気アニメ・ドラゴンボールのキャラ、ベジータの必殺技です。
背中をやや丸めて猫背気味になり、手のひらを前に向けて両手首をくっつけるように身体のまえに突き出します。
この状態で、腕を思いきり前に伸ばして、背中の筋肉が伸展していることを感じましょう。
肩が上がりすぎていると背中に効きづらいので、肩の位置を調整しながら背中を最大限にストレッチします。
この状態を30秒キープします。
僧帽筋を収縮させる:ブレストファイヤー
「ブレストファイヤー」とは、人気ロボットアニメ・マジンガーZの必殺技です。
今度は背中をやや反らせて両腕を力こぶを作るように広げます。
この状態で、両腕を後ろ側に引き寄せ「肩甲骨を思い切り寄せる」ように意識します。
こうすると、背中の筋肉が強く収縮することが意識できるはず。
この状態を30秒キープします。
ファイナルフラッシュで僧帽筋を伸展し、ブレストファイヤーで僧帽筋を収縮させる。
凝り固まった筋肉を、最大伸展&最大収縮で強く動かすことによって、疲労物質を洗い流し、血流を回復させます。
2つ合わせても1分ですから、作業の合間合間でこまめに行うようにすれば、肩の疲れ具合もだいぶ変わってくるはずです!
モニターは高く、椅子は低く
「ノートパソコン」という言葉は実は和製英語で、英語圏では「ラップトップPC」と言います。
ラップトップとは「膝の上」という意味。
膝の上に置いて作業ができるノートパソコンですが、肩こり、首コリ予防の視点から見ると、これは最悪の姿勢です。
頭、腕が身体の前側に突き出すため、それを支えるために僧帽筋に強い負荷がかかり続けます。
これでは肩や首に疲労がたまるのも当たり前。
PC作業をする際は、「モニターは高く、椅子は低く」して、出来れば背もたれに頭を預けるような姿勢を保つのが最適。
この姿勢ならば僧帽筋に負荷がかからず、肩こりや首コリ、腰痛の予防にもなります。
それに加えて、こまめにストレッチで筋肉を解すようにしてあげることが、コリの予防には重要ですね!
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