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筋トレで頭痛が起こる!その原因と対策は?

筋トレ,頭痛

「筋トレをすると頭が痛くなる!」

 

こういう悩みをお持ちの方は意外と多いんですよね。
中には、他の運動では平気なのに、特定のトレーニングでいつも頭痛が起こるという方もいます。

 

筋トレと頭痛の関係については、まだ完全には解明されていませんが、その頭痛は「労作性頭痛」と言います。

 

運動中や運動後に起こる労作性頭痛の原因と対策についてご紹介します!

 

労作性頭痛とは

労作性頭痛とは、運動をしているときあるいは運動をした後に起こる、拍動性の頭痛を指します。

 

労作性頭痛は、運動のあとに誘発され、国際頭痛学会の診断基準では5分〜24時間持続するものとされていますが、中には数日続く場合もあります。

 

症状の特徴は、両側性、拍動性の頭痛で、心拍にあわせてズキズキと頭の両側が痛くなります。
痛くなる場所はこめかみ、後頭部、頭頂部と様々あり、中には頭の片側だけが痛くなる人もいるようです。

 

労作性頭痛の原因は血管の拡張と言われています。

 

脳内の血管が拡張することで、周囲の神経が圧迫され痛みが生じると考えられます。
では、脳内の血管が拡張する原因は何でしょうか?

労作性頭痛の原因

酸欠

運動によって酸素の消費量が増え、酸欠気味になると、身体は少しでも多くの酸素を取り込もうとして血管を拡張させます。
これによって脳内の血管が拡張し、周囲の神経を圧迫して痛みが生じるのです。

 

水分不足

体内の水分が不足すると、血液中の水分も減ってきて血管がドロドロになります。
脳内の血管は非常に細いため、少しでも血液の濃度が上がると詰まってしまいます。

 

このため、脳内の毛細血管がドロドロの血液で拡張されて痛みが生じるのです。

 

急激な血圧上昇

ウェイトトレーニングや短距離走のような、非常に高強度の運動では、呼吸を止めて思い切り力を入れます。
この時、急激に血圧が上昇して、脳内の血管まで拡張してしまうことがあります。

 

このため、かつては「重量挙げ頭痛」と呼ばれることもありました。

 

髄液圧の上昇

頭蓋骨の中身は、髄液という液体で満たされており、その中に脳が浮いています。
高強度の運動で思い切り踏ん張ったときには、血圧だけでなく、髄液圧も上昇する場合があります。

 

髄液圧の上昇によって脳が圧迫され、痛みが生じる場合もあります。

 

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労作性頭痛の予防法

水分補給

労作性頭痛の原因は水分不足であることも多いので、運動中だけでなく、運動前後にもしっかりと水分補給をすることで予防になります。
人間の1日の水分必要量は1.5〜2Lと言われており、運動をするならさらに多くなります。

 

夏の熱中症予防はもちろんですが、冬は汗をかかないため水分補給を怠りがちで、意外と脱水を起こしやすい季節と言えます。

 

十分なウォームアップ

筋トレや短距離走など、高強度の運動をする前に、ストレッチや軽い有酸素運動で身体を温めておくことで、酸欠や血圧上昇の予防になります。
十分なウォームアップは怪我の防止にも有効なため、高強度の運動の前には必ず行うようにしましょう。

 

特に冬には体が冷えているため、ウォームアップの重要性が高い季節です。

 

カフェインを摂る

労作性頭痛の原因は血管の拡張であるため、ならば血管を収縮させるカフェインを摂ることで対処できる場合もあります。
カフェインは興奮作用と覚醒作用もあるため、筋トレの前に取り入れている人も少なくありません。

 

ただし、カフェインには利尿作用があります。
カフェインを摂って尿が増えることで、水分不足になるようでは労作性頭痛の原因となります。
運動前後にカフェインを摂る際には、必ず十分な水分補給もするようにしましょう。

 

また、摂りすぎるとカフェイン中毒になる場合もありますので、適量を心がけましょう。

 

事前に頭痛薬を飲む

特定の運動をすると頭痛が起こることがわかっている場合は、事前に頭痛薬を飲んでおくことで予防になります。
ただし、市販の頭痛薬は胃腸への負担が強いものも多いため、できれば病院で処方されたものにしましょう。

 

運動の30分〜2時間まえに飲んでおくと効果的です。

 

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頭痛が起きたら無理せず休息を

労作性頭痛は原因がわかっていれば適切な対処で予防できる症状です。

 

しかし、もし運動中に激しい頭痛が起きたら、無理をせずに休息することが重要。
十分に水分を補給し、深呼吸を心がけましょう。

 

また、あまりにも痛みがひどい場合は他の重大な疾患の徴候かもしれませんので、はやめに病気を受診しましょう。

 

筋トレのたびに毎回頭痛になっているようでは、運動自体も億劫になっていまいます。
無理をせず、身体をいたわりながらの運動を続けていきましょう♪


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