食べても太れない人が筋肉を付ける為にするべきことは?必要なのはプロテインじゃない!
ガリガリで食べても太れない…
こういう悩みを抱えている人は結構多いもの。
食べても太れない人が筋肉を付けてカッコイイ体になるには、まず何をすべきなのでしょうか?
プロテインを飲めば太れるの?
今回は、食べても太れない人が筋肉を付けるための方法をご紹介します!
食べても太れないのは胃腸の弱さ
「太れない」という悩みを抱えている人は、大きく分けると
・たくさん食べられない
・たくさん食べても太れない
のどちらかと言えます。
この2つはそれぞれ違う悩みのように見えますが、実は「胃腸が弱い」という点で同じです。
脚の長さ、背の高さ、目の良さなどに個人差があるように、胃腸の強さにも個人差があります。
胃腸、つまり「消化器」の機能が弱いために、沢山の食べ物を受け入れられない、消化・吸収出来ずにそのまま排出されてしまうから、食べたものが身につかずに太れないのです。
なお、太れない理由として「代謝が良すぎる」という理由を挙げる人もいますよね。
確かに、代謝にも個人差があって、エネルギー消費量が非常に多い人もいますが、こういう人が「太れない」という悩みを抱えることはあまりありません。
何故なら、代謝が良い人というのは、当然消化器も超健康で、食べたものを吸収する能力も高いため、日々の活動量が少しでも減るだけで一気に太りやすくなるのです。
引退した途端に激太りするスポーツ選手が多いのもこのため。
「いくら食べても太れない」という悩みは、基本的に「胃腸の弱さ」に原因があると考えて良いでしょう。
太れない人がプロテインを飲んでも無駄?
「太りたいので、太れるプロテインを教えてほしい」という質問を多くいただいでいます。
しかし、太れない人はそもそも食べたものを吸収する能力が低いのだから、プロテインを飲めば解決するという問題ではありません。
確かに、プロテインは必要な栄養素だけを抽出して吸収しやすくしたものですから、普通の食事よりは吸収しやすいですが、そもそもプロテインには大したカロリーはありません。
本来のプロテインの役割は、「無駄なカロリーを抑えてタンパク質だけを摂取したい」という目的のためのもの。
タンパク質だけならお肉を沢山食べれば良いですが、それではカロリーオーバーして太ってしまう。
だからカロリーを抑えてタンパク質のみを抽出したプロテインが必要とされるのです。
SAVASの「ウェイトアッププロテイン」でも、1杯(21g)あたり77kcal
おにぎりの半分くらいのカロリーです。
ちなみに、スターバックスの「チョコレート クッキー クランブル フラペチーノwith ホワイト チョコレート プディング」Ventiサイズは、1杯で708kcalという圧巻のカロリー
すき家の「おん玉カレー並盛」と同程度のカロリーとなります。
こう考えると、プロテインで太ろうというのはあまり効率的とは言えません。
太りたいなら”早食い”をやめろ!
たくさん食べてるのに太れないという悩みを抱えている人が、犯しがちな間違い
それが”早食い”です。
太りたいと思う人は、とにかく量を食べようとして早食いになる傾向があります。
が、これが大きな間違い。
早食いは消化器に大きな負担をかけ、食べたものを吸収しきれないばかりか、消化しきれていない食べ物が胃腸を通過していくことによって、腸壁が傷つけられ、さらなる機能低下を招いてしまいます。
早食いでいくら沢山食べても、吸収しきれなければ何の意味もなく、無駄に胃腸を傷つけるだけ。
食費もかさむし、良いことは何もありません。
たくさん食べて消化しきれず排泄されてしまうより、少量でもしっかり消化して無駄なく吸収すれば、消化器系の負担も少なくなります。
例えば、胃の容量の120%食べて消化率が70%だと、吸収されるのは84%となります。
無理せず容量の90%に抑えても消化率が95%なら、吸収されるのは85.5%と多くなるのです。
デカくなりたいなら、まずは早食いを辞めて”よく噛んで食べる”ことを心がけましょう。
よく噛むことによって、唾液の分泌量も増えるので食べ物が消化しやすく細かくなり、胃腸の負担が減ることになります。
胃腸が弱いなら口が頑張るしか無いのです。
青汁で胃腸を育てよう
食べても太れない悩みには、何と言っても「胃腸の強化」が最も根本的な解決法です。
この胃腸の強化のためには、まず早食いを辞めて胃腸を休めること。
そして、腸内の善玉菌を増やして腸の機能を高めることが重要です。
人間の腸内には、数億個にも登る腸内細菌が住み着いていて、食べたものの分解・吸収はこの腸内細菌によって行われているのです。
腸内細菌には、分解・吸収をサポートする善玉菌と、それを阻害する悪玉菌がいます。
食べても太れない、胃腸の機能が弱い人の腸内環境は、悪玉菌優位になっている可能性が高いのです。
このため、善玉菌を増やす成分を多く摂取して、善玉菌優位の腸内環境に変えていく必要があります。
「腸内環境」といえば、乳酸菌と食物繊維です。
食物繊維は、腸内にこびりついた毒性物質を吸着して掃除する役割があり、高タンパクの食事で酸性に傾いた腸内を中和してくれる効果もあります。
食物繊維と乳酸菌は、胃腸を休めて機能を回復するには絶対に摂りたい栄養素。
野菜類には食物繊維が多く含くまれており、ビタミンやミネラルも豊富に摂れるので、野菜は毎日食べたいところ。
それが中々難しい場合は、「青汁」がオススメです。
腸内環境といえば乳酸菌を含むヨーグルトなどのイメージがありますが、実は大麦若葉由来の青汁には、ヨーグルト以上の乳酸菌が含まれており、さらに食物繊維も豊富。
アルカリ性食材を原料としているため、高タンパク食材の中和にも一役買ってくれます。
オススメの青汁は、やわたの「本青汁」
大麦若葉由来でクセが少なくて飲みやすい
乳酸菌や食物繊維、ビタミンCなどが豊富で、まさにトレーニーにうってつけです。
乳酸菌は、善玉菌を増やすのに有効なEC-12乳酸菌を1杯に150億個も配合。
これは「ヨーグルト13個分」に相当する配合量です。
価格も安いので続けやすいのがポイントですね。
私も毎日飲んでいます。
私自身、もともとはかなりのガリガリ体質で、中々肉がつかないのが悩みでしたが、毎日青汁を飲むようになってから便通もよくなり、それと同時に筋肉もしっかり付けられるようになりました。
2016年にフロリダ大学で行われた実験では、被験者に普通のホエイプロテインと、乳酸菌サプリ混合のホエイプロテインを摂取させてトレーニングをしてもらったところ、乳酸菌サプリと合わせてプロテインを摂取したグループの方が、トレーニング効果が有意に高かったことがわかっています。
月刊『IRONMAN』17年12月号
筋肉を付けるにはトレーニングが不可欠ですが、それと同じくらい「胃腸の強化」も不可欠なのです。
いくら食べても、吸収出来なければ無意味。
「食べても太れない」という悩みのある人は、まずは「青汁生活」を始めてみることをオススメします。
食べても太れない人
普段から高タンパクの食事を続けている人は、青汁で腸内のデトックスをすることで、胃腸の機能を改善し、さらにトレーニング効果を高められるかも知れませんよ。